椅子張り30年で培った技術
FABCOのファブリックパネルのベースとなる木製パネルは、
カリモクや天童木工などの国産家具が全盛だった70年代からスツールやテーブルを販売し、
長く使っていただくために新たなファブリックへの張り替えを続けてきた職人(先代)が、製作しています。
昭和の”日本”をつくってきた職人ならではの、家具やインテリアにかける想いや、愛情が
ひとつひとつの製品にあふれています。
「こころ」をこめて作品に仕上げる
ファブリックを張ること自体は、そんなに難しい作業ではありません。
しかしファブリックは表情があり、パネルにはキャンバスとしての決まったサイズがあります。
編み方、織り方の方向や並びを見極め、テキスタイルごとに違っている風合いや味わいを活かすため、
カッティングや向きの微調整にこだわっています。
また、湿度や温度の変化でもシワが寄ることの無いように、きっちりとしたテンションをかけて張り込みます。
少しのレイアウトのズレや傾きによって、表情が大きく変わることもあり、
仕上がりに納得いかない場合には、何度も張り直すこともあります。
軽さと安心感のバランス
パネルフレームは、ヒノキやパインなど天然無垢材と、木目が綺麗なシナベニヤ合板を組み合わせています。
普段表に出る部分ではありませんが、木の風合いを大切にすることで、
手にした時に無垢材の香りががほのかに香ります。
軽くて丈夫なパネルでありながら、しっかりとした品質も感じていただくことができると思います。